黒檜山 標高1828m
関東平野に大きく裾野を延ばした赤城山は、榛名山、妙義山と共に上毛三山に数えられる群馬県の名峰、その姿はどの角度から見ても美しい。。山頂部には、火口原湖の大沼や、小湿原の覚満淵があり瑞々しい風景を描いている。
頭頂部は地蔵岳を囲むように、長九郎山、荒山、鈴ケ岳などの外輪山がそびえ立っている。赤城山とはこれらの総称で、山域の盟主となるのが最高峰の黒檜山だ。
赤城山:駒ヶ岳、黒檜山の登山
大沼(おの)から最高峰の黒檜山(くろびさん)へと登る。その登りは標高差にしてわずか500m足らずで、日帰りの山としては小ぶりなサイズといってよい。ビギナーにはもちろん、ビギナーを連れていくなら、赤城山のような山が好ましい。
小ぶりの山なのに土台が大きいので登高感が素晴らしいからだ。それに、赤城大洞(だいどう)から黒檜山に登り駒ケ岳を経て赤城公園ビジターセンターに下るルートは、登り・稜線歩き・下りという山歩きの3つの要素がきちんと組み合わさっている。さらに、角度にして約30度の坂道が続く。これは日本の山の標準的な登山道の傾斜だ。