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■ 山寺(宝珠山立石寺)
松尾芭蕉一行が山寺を訪れたのは、元禄2年(1689)の夏。芭蕉はここで、「閑かさや岩にしみ入蝉の声」という名句を残した。
山寺の正式名称は宝珠山立石寺。貞観2年(860)に慈覚大師が創建した開山1100年以上を誇る天台宗の名剥。宝珠山全体を境内としていて、麓の根本中堂から頂上の奥の院まで1015段の石段が続いており、東北屈指の霊場といわれる。
宝珠山の山麓にある立石寺は宝珠山全体を境内とした天台宗の古刹。中心伽藍は根本中堂(重文)。
奥の院までは急で、長い石段を登る。途中にある芭蕉が句をしたためた短冊が埋められている蝉塚や仁王門、芭蕉の句碑「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」、金乗院など見どころが多い。
山形:山寺の観光
仙台から高速を乗り継ぎ山形までドライブ。
山形に入り山の景色は最高にきれいだ。運転していて飽きないほど眺めが良い。
形天童に近いのパーキングに寄ってみたら将棋の駒、天童らしいです。
9時半:山寺に到着。民営の駐車場に車を止める。
歩きながら山寺を眺める。やまの頂上付近に見える五大堂、けっこう高い所に建っていて眺めがよさそうだ。これから上るのが楽しみになる。
■ 根本中堂(こんぽんちゅうどう)
登山口を上って正面に見えるお堂、延文元年(1356)に初代山形城主・斯波兼頼(しばかねより)により再建された。ブナ材でできた建造物としては日本最古といわれている。
■ 山門
鎌倉時代末期に建てられたという山門をくぐると、山門から奥の院ま870段の石段が続く道のり。ゆっくりと参道の風景を楽しみながら上ろう。
■ 立石寺本坊(りっしゃくじほんぼう)
立石寺一山の維持管理も兼ねる施設。
山寺の中枢ともいえる建物で、全ての宗教行事はこの本坊で行なわれている。
本坊から少し西に進んだところに下山口がある。
■ 弥陀洞(みだほら)
仁王門の少し手前にある直立した岩肌が長い歳月をかけて風化し、阿弥陀如来の形に浮き上がって見えるという。そのため弥陀洞と名付けられた。
弥陀洞の他にも、山寺では多くの奇岩や風化穴を見ることができる。
■ 仁王門(におうもん)
石段のほぼ中間地点にあたるケヤキ造りの山門で、嘉永元年(1646)に再建された。左右で睨みをきかす仁王尊・十王尊像は、運慶(うんけい)の弟子たちの作品と伝わる。
奥の院・大仏殿
向かって右側が奥の院。参道の終着点にあることからそう呼ばれ、正式名称を如法堂という。
左側の大仏殿には、高さ5mの金色の阿弥陀如来像が安置されている。
奥の院から下りて右方向に,、三重小塔を通り開山堂へ。参道はなだらか、切り立っているので山寺が一望できて、ここからの景色はとても眺めがよい。
開山堂・納経堂
開山堂(かいざんどう)は慈覚大師の廟所で、嘉永4年(1851)の再建。堂内には大師の木造尊像が安置されている。
納経堂は百丈岩の先端に位置する、写経を納めるための小さなお堂。山内ある建物の中で最も古いといわれている。